ユーモア精神 2011 7 10

 日本人に欠けているものは、ユーモア精神でしょう。
とりわけ、新聞や週刊誌には、それが欠けていて、
読んでいて、おもしろくないし、
場合によっては、読者を、いっそう悲観的な気分にさせる。
 さて、前置きが長くなりました。
今週の書評は、以下のとおりです。
書名 ニューズウィーク日本版 2011 7 13
 では、興味深い記事を引用しましょう。
以下は、引用です。
「よりによって北朝鮮が軍縮会議の議長国に」
軍縮会議のリーダーになれば、将軍様も改心するか?
 ジュネーブ軍縮会議は毎年、
65の加盟国のうち、持ち回りで6か国が、
4週間ずつ議長国を担当する決まりになっている。
 だが、よりによって、
先週開幕した会議で議長のポストに北朝鮮が就いたことで、
愚の骨頂だとの批判が世界で巻き起こっている。
 NGO「国連ウオッチ」のヒレル・ニューアー代表は、
こう述べている。
「リビアの国連人権理事国としての資格を停止すると決めた、
ほんの数か月後に、
北朝鮮が、軍縮会議の議長国の座を獲得した。
これは、キツネにニワトリの番をさせるようなものだ。
会議の信頼に傷がつく」
以上が引用です。
 これにコメントすれば、
「事実は小説よりも奇なり」でしょうか。
 さて、私は、数年前から、こう主張していました。
国連は、独裁国家や強権国家に対して、弱腰であると。
なぜならば、国連の加盟国を全部調べれば、
いかに独裁国家や強権国家が多いことか、それに気づくでしょう。
だから、国連は、独裁国家や強権国家に対して弱腰にならざるを得ないのです。
そういうわけで、日本は、国連から脱退して、
「民主主義連合」を作った方がよいのではないかと。
 それでも、日本では、国連平和主義を唱える人が多いのです。
なんと、政治家までも、そう主張するのです。
多くの日本人は、平和ボケをしているのです。
 そもそも、「国連」では、誤訳です。
いったい、「United Nations」をどう訳したら、「国連」になるのか。
(注)
「事実は小説よりも奇なり」
 「ことわざデータバンク」によれば、この意味は、
「世の中の実際の出来事は、
作られた小説よりもかえって不思議で波乱に富んだものであるということ」だそうです。
出典は、「イギリスの詩人・バイロンの『ドン・ジュアン』にある言葉から」とあります。
英語では、「Truth is stranger than fiction.」と書いてあります。
 天国のバイロンは、きっと驚いているでしょうね。
「なるほど、確かに世の中の出来事は、小説よりも不思議で波乱に富んだものである」と。















































トップページへ戻る